
社会福祉法人うららは今年、法人設立10周年を迎えました。
東京都北区志茂の地で70年余り前より工場、研究所を運営しておりました日本化薬株式会社が社会還元の一環として、地域の方々の福祉に貢献することを願って、平成12年1月にここ隅田川のほとりに設立しました。
法人名の『うらら』は「春のうららの隅田川」のイメージにあやかり、ご利用される皆様にうららかな安心とやすらぎのサービスを提供できるようにとの願いをこめて名付けられました。
うららの設立と時を同じくして、平成12年4月には、要介護者を社会全体で支える新たな仕組みとして介護保険制度がスタートしました。介護保険制度の成立は、日本の社会福祉の歴史の上での大きな変換点でありました。その介護保険の施行から10年、当法人も一歩また一歩と共に歩みを進めてまいりました。
設立の翌年の平成13年4月には、事業運営施設として、『みずべの苑』を開設、これを拠点にして、平成17年には認知症単独型デイサービス『わが家』を、平成19年には同じくデイサービス『あかり家』と、介護予防のためのデイサービス『フィットネスデイもあ』を開始し、運営施設は4箇所となりました。また平成20年には北区から地域包括支援センターの役割を委託されております。
このように、多様な福祉ニーズに対応したサービスを地域に密着して、総合的に提供できる体制をめざして着実にその礎を築いてまいりました。
社会福祉法人うららの最重要の経営資源は、「人」であります。質の高い福祉サービスは、福祉事業をになう法人の高い理想や理念に裏打ちされるものですが、それをご利用される皆様へ還元するのはうららの職員の心と手であります。その観点から私共は明日をになう人材の城を強固に築き上げたいと考え、職員がやりがいを感じる制度や、研修支援、資格取得奨励といったキャリアパスの仕組みを導入するなど、労働環境の向上にも努めております。
また、ご利用される皆様の安全と利用環境の整備にも力を入れてまいりました。災害対策に備えての設備の充実や防火訓練を定期的に実施し、東京消防庁より北区第一号として優良防火対象物認定証を毎年授与されています。
さらに、地域に根差すことを目的として開始した毎年恒例のみずべの苑『夏祭り』には、地域住民の方々が数百名も参加され屋台や各種イベントを楽しまれております。
今後の事業展開にあたっては、複合的で機動的なサービスが迅速に提供できる体制を更に充実させ、地域の様々な福祉ニーズに対応できる開かれた事業運営を目指してまいります。
社会福祉法人うららは、これからも社会福祉とともに前進を続けます。皆様の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成22年1月吉日
社会福祉法人 うらら
理事長 千葉 皓一